基本料金の注意点

 

先ほど探偵事務所の料金設定について、基本料金の説明をおこないました。
調査員1名に対しての1時間当りの人件費を元に計算をすればいいと、言いましたが、探偵事務所でおこなう調査で調査員が1名で調査を実施するのは、まずありません。

それは何故か?

例えば、素行・行動調査をおこなうために対象者の尾行をおこなうとします。
調査をおこなう現場は東京都内、対象の移動方法は徒歩だったとします。
人が密集する場所で尾行をおこなうのは、尾行がバレる可能性を少なくすることが出来ますが、対象を見失ってしまう可能性も高くなるのです。
調査員が1名で新宿駅で尾行をしたとすると、あまりの人の多さで対象者を見失ってしまうかもしれません。
そのため、探偵事務所では、基本的に調査を実施する調査員の人数を2名以上でおこなっています。

もしも、1人が対象を見失ってしまったとしても、もう1人が補足することが出来れば、調査を続行させることが出来ます。

探偵事務所では2名以上での調査が基本となるので、基本料金でも2名以上の人件費で計算することになります。依頼者の中には、たまにですが料金を少なくするために1名での調査をお願いする人もいます。
これは対応してくれる探偵事務所もありますが、2名以上での対応しか出来ないと依頼を断る業者もあります。
対応してくれる業者では、調査を1名でおこなった場合でのリスクを説明した上で請け負ってもらうことになると思いますので、シッカリと調査員の人数を減らす、または増やすことによって発生するメリットとデメリットについて説明を受ける必要があります。

また、"良い探偵事務所"を求めるならば、それらのリスクについての説明をしっかりとしてくれる場所が信用できる探偵事務所なのではないかと私は思います。